石鹼と合成洗剤 「清掃㊙書」続き

「清掃㊙書」続きです

  • 石鹼と合成洗剤の違い(ラベル表記されています

石鹸(石けん)= 汚れを落とす成分が石鹸(脂肪酸ナトリウム/脂肪酸カリウム)のもの

合成洗剤   = 汚れを落とす成分が「石鹸」それ以外のもの

 

「石鹸(脂肪酸ナトリウム/脂肪酸カリウム)」は、天然の油脂とアルカリというシンプルな成分で作られて、およそ5千年、長い歴史があるそうです。

 

一方、合成洗剤は、汚れを落とす成分が石鹸よりもずっと複雑な構造をしていて、その歴史も第一次世界大戦の頃に始まったもの。そして合成洗剤の汚れを落とす成分にはいくつかの種類があり、また新しいものが開発されるとそれに入れ替わっていきます。

 

  • 身体用の石鹼(身体用は合成洗剤ではないです)

石鹸分99%や98%の無添加石鹸は、身体用に使いやすい製品が多いようです。肌が敏感な人は、配合成分の数が多ければ多いほどトラブルが起きる確率も高まるので、無添加か、それに近いシンプルな成分の石鹸を選ぶとより安心です。

 

  • オーガニック洗剤、エコ洗剤、天然成分100%洗剤は安全な洗剤なのか?

「石けん」でも「合成洗剤」でもない「オーガニック洗剤」?

「家庭用品品質表示法では、「石けん」と「合成洗剤」の分類しかないです。

 

洗剤は、合成洗剤という表示になってしまいますが、天然原料で作られたこの洗剤は石油系の洗剤とは違うので『オーガニック洗剤』と区別して呼ぶ、説明を良く目にします。

でも、家庭用品品質表示法では、なぜ「石けん」と「合成洗剤」を区別しているのか、その根本に帰って考えてみると、この説明の奇妙さに気づきます

 

家庭用品品質表示法で、界面活性剤の種類が「石けん」か「それ以外もの」で表示を区別しているのは、「天然系原料」か?どうかではなく、「石けん」と「それ以外のも」の合成界面活性剤とは性質が全く違うということに注目しているから混乱します。

 

髪の毛用シャンプーや身体用、手洗い石けんは、薄まれば界面活性を失うので、すすいだ後の肌の上や、薄まった排水の中では、もはや界面活性剤ではなくなっています。

石けんでは、手あれを起こさず、川や海の生物にも安全である最大の理由です。

 

他の合成界面活性剤には、このような性質はなく、薄めても、薄めても界面活性が残ります。

このために、肌への悪影響や、水生生物への害が起きてくるのです。「オーガニック洗剤」と呼ばれるものに入っているのは、まぎれもなく、そのような合成界面活性剤です。

 

「天然素材100%」ではなく「天然系素材100%」だ!

というのは、実に巧妙な言葉のトリック様に、感じます。

 

  • 私どもも「エコ洗剤!」と大きく言っていますが、実はこの通りです。

この天然系素材をエコ洗剤と言いますが、確かに界面活性剤の数%と低いです。

食器用洗剤は、普通に30%を超えます。

手の肌荒れが気になる方は出来る限り、%数値の低い洗剤、ゴム手袋を着用しましょう。

 

 

  • カビはどうして発生するのか?

最近では建物の気密性により、季節に関係なくカビが成長するようになりました。

 

◎カビは「真菌」と言う微生物、植物種子の「胞子」を飛ばし拡散します。

1胞子が定着して発芽 空気中から飛んで表面に付着 目に見えません

2菌糸が伸びながら増殖 色素が黒くなりカビなり 目で確認できます

3成長したカビ菌が拡散 空気中に胞子をばらまき広がります 1に戻る

 

◎カビの増殖は4つです

1酸素 生き物に必要な空気です

2温度 20~30℃ なんとも室内の快適な気温です

3湿度 70%以上 室内外に季節通しての湿度です

4栄養 要は汚れ元 皮脂、垢、石鹼カス、タンパク質、炭水化物、アミノ酸など

〇浴室などは、結露の環境が最適と言えるでしょう。

 

ちなみに浴室でみられるピンクヌメリは酵母で成長の早い別の微生物です。空気中に存在し、お風呂場に限らず、水分がある所に付着後、猛スピード繁殖3~4日で、肉眼でわかります。

カビの発生より増殖が早い為、ピンク汚れがカビ発生の合図です。

(メルクマール「カビ指標」です)

 

◎人に害を与える影響ある菌

カビは、糸状菌、きのこ、酵母、3種類に分けることができます。

私たちの生活に悪影響を及ぼし、予防や対策の必要なカビは、「糸状菌」です。

風呂場などに発生する「黒カビ」・水回りに発生する「赤カビ(酵母)」・カビ臭の原因「青カビ」の大きく3種類になります。

 

◎カビ退治掃除(わかっているようで、知らない事)

市販洗剤カビキラー【アルカリ性・塩素系漂白剤】その名通りカビ取り剤で説明します。

浴室での使用方法

1乾いた状態でカビ全体的に噴射する!

(先にシャワー水をかけると根っ子の菌糸まで届きにくいため)

2塩素系漂白剤が染込み白くなります!

(強いカビはラップ・布に染込ませしばらく放置すると良い)

3カビが見えなくなったら、スチーム熱かシャワー温度50度以上で1ヶ所90秒位かけます。漂白剤はカビを脱色しているだけです!熱処理で死滅します!乾燥後アルコール処理で確実に死滅出来ます。(1週間ごとにシャワー温度上げ掛け流し、カビ予防しましょう)

※ハウスクリーニング業者でもこの方法を知らない方、多いです。

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